USS Constitution 1797(その6、24ポンド長砲について)

USS Constitution gunport (outside)

この記事では、コンスティテューションのガンデッキに並ぶ24ポンドのキャノン砲を見ていきます。

以前の記事で1797年の建造時の状況について簡単に記載しましたが、この時代の主力のフリゲート艦は12ポンドから18ポンド長砲をガンデッキに搭載するのが一般的でしたので、24ポンド砲の砲列を有するコンスティテューションはまさに無敵の存在でした。

模型でキャノン砲を再現する際の参考として、この24ポンド・キャノン砲の詳細を撮影しましたので、その一部を記載します。以前紹介した1854年に建造されたコンステレーションの備砲は再現されたものと思われますが、アメリカ海軍の現役艦であるコンスティテューションのキャノン砲は、建造当時とは異なると思いますが本物だと思われます。

USS Constitution 24pdr cannon

上の写真は、ガンデッキを撮影したものですが、片舷に15門の砲門が並びます。タックル(Gun Tackle)とかブリーチング(Breeching)の取廻しがよく判ると思います。

偶々、砲身が外されていたキャリッジ(Gun Carriage)がありましたので撮影してみました。キットでは一体形となっていることが多いのですが、これを再現しようとすると大変そうです。縮尺の大きい模型であればチャレンジしたいと思いますが。

USS Constitution 24pdr carrage

USS Constitution 24pdr ropes

2009年7月にコンスティテューションを訪問した時、巻尺を持参しました(金属の巻き取り式ではなく、ナイロン製)。案内している水兵の愛国的な説明はあまり聞かないで、コンスティテューションの各部を実測してみました。24ポンド砲のキャリッジの寸法は、全長が158cm、幅は前方が75cm、後方が82cm、高さは前方が63cm(車輪含まず)、後方が50cm(車輪含まず)、車輪の直径は前方が47cm、後方が42cm、等々。

艦上にいる水兵達は、せっせと測定してメモをしている僕を訝しい目で見ており、「なにをやっているの?」と声を掛けられました。「実は私は日本のスパイである」とか、なにか冗談を言ってみようと思いましたが、コンスティテューションはアメリカ海軍で就役している現役の軍艦で、水兵もアメリカ海軍の軍人であることを思い出し、「自分は帆船模型のモデラーで、今、世界で一番精緻なコンスティテューションの模型を作ろうと計画している」と素直に説明したところ、皆笑顔になり、砲門の長さの測定とかを手伝ってくれました。

さて次の記事でもコンスティテューションの各部を撮影したマニアックな写真を続けて紹介したいと思います。

コンスティテューションの模型、或いは18から19世紀のフリゲート艦の模型を作っていられる方がいれば、詳細撮影した画像をお送りすることもできますので、コメント欄(非公開もあります)からご連絡下さい。下のコメントの欄をクリックすると、コメントの投稿の画面になります。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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