ムース・ツアー(その1、ゴーラム、Gorham、ニューハンプシャー州)

Gorham Moose Tour (1) July 23, 2010

この記事は帆船紀行とは関係がありません。純粋な観光記事です。

2009年夏の家族旅行では、カナダのノバスコシア州、アメリカのメイン州、ニューパンプシャー州、マサチューセッツ州、コネチカット州を廻りましたが、子供達に約束していたのが、ムース(Moose、ヘラジカ)を見に行くことでした。ムースは、北米全体に分布しており、欧州では北ヨーロッパでエルクと呼ばれているそうです。絶滅危惧種ではありませんが、何故か動物園では見かけることが殆どありません。

野生のムースを旅行中どこで見るかが問題です。確実なのは、カナダのノバスコシア州の先端にあるケープ・ブレトン(Cape Breton)のカボット・トレイル(Cabot Trail)でしょうが、ハリファックスから最低でも1泊の行程になります。長男の学校の担任の先生(当時)の自宅がハリファックス郊外のBedfordにあり、ちょうど休暇で帰省中でしたので、僕達を家に招待してくれました。綺麗な芝生の裏庭を見ながら、旦那が自らカナディアン・レッドシダーで組んだウッドデッキ(ちなみに先生の旦那も同じ学校におり、現在はHigh Schoolの校長です)でバーベキュー・パーティを開催してくれたのですが、この時に「カボット・トレイルでは、ムースは当然のこと、陸からクジラも見えるよ」との話を聞きました。旅行の予定を変更し、ケープ・ブレトンに行ってみようかとも考えましたが、次のノバスコシア訪問の機会の楽しみに残しておくことにしました。

さて、アメリカのメイン州にも、ムースが見られるスポットが多数あります。ところがほとんど山奥であり、「ムースを見る為だけ」の滞在になってしまうので、限られた休暇日程の中で家族(妻と長女)の賛同が得られません。結局、選んだコースは、ニューパンプシャー州のノース・コンウェイ(North Conway)に宿泊して、1時間弱車で走ったところにある同じ州のゴーラム(Gorham)の町営の(あるいは村営の)ムース・ツアーに参加することでした。

Gorham Moose Tour July 23, 2010

ちなみにNorth Conwayは、ホワイト・マウンテンに程近い小さな町ですが、 Settlers' Green Outlet Villageを中心に買物が楽しめるところです。ニューハンプシャー州は消費税が無いことも理由でしょうか。アウトレット・モールの駐車場には、MA(マサチューセッツ州)ナンバーの車も多く止まっていました。因みにボストンからは140マイル、車で2.5時間ほどの距離です。

Gorhamは、North Conwayから30マイル弱の距離ですが、山道を走りますので、1時間弱ほど掛かります。両方の町とも人口は3,000人以下です。

上の写真の通り、町というか村の中心(Towm Common)にある小さな建物が、ツーリスト・インフォメーションとムース・ツアーの出発場所を兼ねています。ムース・ツアーの案内書に記載があるとおり、このツアーは毎年5月末から10月初頭迄の期間行われています。18:00からのスタートですが、僕達が訪れた7月末は未だ日没迄時間がありました。

Gorham Moose Tour Bus July 23, 2010

ガイド兼運転手の初老の男性は、「最近この仕事を引き継いだばかり」と云いながら、ゴーラム、そして近郊のベルリン(Berlin)の歴史を交えた観光案内もしてくれます。「ゴーラムは19世紀中旬に鉄道が引かれ、観光客がくるようになった。鉄道のお陰で、林業と製紙業が栄えた。ベルリンはアメリカで有数の製紙の町だった。でも、環境問題とかで操業をやめちゃって鉄道も廃線になった。まあ、製紙業がつぶれて川は綺麗になったし、しょうがないよね(What can we do?)。ところであそこに見える工場(廃墟)に昔勤めていたんだ」。乗客は4組の家族。僕は助手席にすわり、文字通り、ガイド役のお爺さんの助手を務めました。と云っても、暗くなってからムース・ツアー車のボンネットに装着されている専用のスポットライトのリモコンを操作してムースを見つけることが仕事です。

ところで、肝心のムースを見ることは出来たのでしょうか。

表題の写真をじっくり見てください。なにか写っていませんか?

テーマ : アメリカ - ジャンル : 旅行

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する