コンステレーション(USS Constellation 1854、その5 バース・デッキ)

USS Constellation (19) Wardroom

バース・デッキの後方に位置するのは、士官居住区(Wardroom)です。ガンデッキと違い、(新鮮な空気が入る)砲門はありませんし、艦尾の窓もありません。薄暗く、ちょっと息苦しい感じがします。冒頭の写真の左端の円形の筒はミズンマストです。

士官サロンを取り囲むように、上級士官の個室が並んでいます。但し、艦長居住区とは異なり、2畳程度でしょうか?気の毒なほどの大きさです。部屋のサイズは、Executive Officer(副長)でも、Surgeon(軍医)でも、Fifth Lieutenant(5等海尉)でも殆ど同じでしたが、よく比較すると多少の違いがあります。5等海尉の部屋は、丸窓が隠れており、特に薄暗く、太い梁が邪魔そうです。下の写真は軍医の部屋(上)と5等海尉の部屋(下)です。

ポート・サイド(左舷)の上級士官の個室(10室)の配置は、艦尾からみて(1)Chaplain(従軍牧師)、(2)Marine Lieutenant(海兵隊中尉)、(3)Surgeon(軍医)、(4)Paymaster(主計長)、(5)Master(航海長)の順番です。無論、スターボート・サイド(右舷)は、副長、2等海尉、3等海尉、4等海尉、5等海尉の順です。やはり従軍牧師が一番良い部屋割りとなっているところが興味深かったです。オーブリー・シリーズでも公式晩餐の際に従軍牧師を艦長の隣に座らせる場面がありましたね。

USS Constellation (20) Surgeons room

USS Constellation (21) 5th Lieutenant room

軍医というと、直ぐにオーブリー・シリーズのスティーブン・マチュリンを想像してしまいます。ドクター・マチュリンもこんな感じの部屋で寝起きしていたのでしょうか。HMSサープライズは、28門搭載の小型フリゲートで、重量は600トン弱でしたので、1,400トンのコンステレーションよりかなり小型です。Wardroomももっと狭かったと思いますし、そういえば、ベットは固定式ではなく、吊り下げ式の寝台(コット)だったと思いますが。

ちなみにWardroomを出ると、バース・デッキには次の写真のような水兵のハンモックが吊られています。2畳程度の個室があるだけでも贅沢なのかもしれません。

USS Constellation (22)  Barth Deck

バース・デッキ(Berth Deck)、オーロップ(Olrop、最下甲板)に長く居ると(といっても数十分程度ですが)外の空気が恋しくなります。ガン・デッキを駆け上がり、次の記事ではスパー・デッキの様子について書いてみたいと思います。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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