コンステレーション(USS Constellation 1854、その3 武装について)

USS Constellation (12) 64pdr Shell Gun No.4

USSコンステレーションの大きさは、全長199ft(約61m)、全幅43ft(約13m)、1,400トンで、コンスティテューションと遜色がないサイズです。スループ艦としてはとても大きな帆船であったと思います。

コンスティテューションとコンステレーションの船体上の大きな違いは、コンステレーションは、スループ艦ですので砲列が並ぶのはガン・デッキだけであること(ちゃんと全通甲板のスパー・デッキもありますが)、そして船尾構造が曲面となっていることでしょうか。

無論、尤も大きな相違は、建造された時代を反映して武装が全く異なることです。

USS Constellation (4) Gun Deck

1855年の就役時のコンステレーションの武装の中心は、上記写真の8インチ炸裂砲(Chambered shell gun) x 16門、32ポンド砲 x 4門、それにスパーデッキに10インチ炸裂砲 x 2門が搭載されていました。22門艦です。

22門艦とはいっても、ガンデッキに並んでいる64ポンドの炸裂弾が発射できる8インチ砲16門は、USSコンスティテューションが搭載している24ポンド長砲、或いは36ポンド長砲を搭載した戦列艦との比較しても破壊力で上回っているのではないでしょうか。

USS Constellation (12) 64pdr Shell Gun No.3

上の写真の通り、砲口が大きく迫力があります。しかしこの8インチ炸裂砲は、レプリカで実射はできないと思います。因みに各砲に寄付をした人、家族の名前のプレートが刻まれています。大砲に限らず、再現されたキャビンとかも、企業名とか個人名のプレートがあり、有志の寄付もあり修復されたことが判ります。

USS Constellation (12) 64pdr Shell Gun  USS Constellation (12) 64pdr Shell Gun No.2

コンステレーションの武装も時代と共に移り変わっており、南北戦争当時は、スパーデッキの旋回架台(Pivot Mount)に乗せられた10インチ炸裂砲に代え、船首部分に30ポンドのParrot Rifle砲、船尾に20ポンドParrot Rifle(パロット砲)を搭載しました。パロット砲は、南北戦争の主要兵器で、前装式のライフル砲で有効射程が従来のキャノン砲の2~3倍以上もあったそうです。下の写真はコンステレーションのスパーデッキで展示されている、20ポンドParrot Rifleです。復元されたものだそうですが、実演に使用されており空砲は発射できます。テークル(Tackle, 滑車装置)は一応装着されていますが、この程度では、実弾を限度一杯の火薬を使って発射することは出来ないと思いますが。

USS Constellation (11) Parrot Rifle

次の記事は再現されたコンステレーションの士官室を中心に書いてみようと思います。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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