ニューヨークの風景(2010年7月末)

今回の旅行では、ニュージャージー州のWest Orange、マンハッタンを遥かに望むイーグル・ロック(Eagle Rock)近くに滞在しました。ニュージャージー州はマンハッタンの住民から散々馬鹿にされているそうですが、宿泊したところは、2ベットルームの長期滞在型のホテルで、ゴルフ場の緑も映える綺麗な静かな場所でとても快適でした。
冒頭の写真はニュージャージーのHoboken付近からマンハッタンを眺めた構図です。
マンハッタンには、ニュージャージー側のPort Imperial/WeehawkenからNY Waterwayが運行しているフェリーに乗り、自由の女神を見ながらウォール街(Wall St、Pier 11)近くのPier 11に上陸する計画でした。ところが、フェリー・ターミナルでチケットを買う段階になり、週末はPort ImperialからWall Streetに渡るサービスがないことが判明しました。ということで、Port Imperialから対岸のMidtown W 39 Stに渡り、それから無料バスでDowntowmに移動することになりました。とても蒸し暑いマンハッタンで長時間家族に歩いてもらうことになり申し訳なかったです。Wall Stの入り口にあるトリニティ教会とかも通り過ぎましたが、残念ながらゆっくり観光という雰囲気ではありませんでした。

South Street Seaportからの帰路は、NY Water Taxiが運行している観光フェリーに乗り、Pier 17からリバティ島(Liberty Island)を見ながら、今度はMidtownのW 44 Stで下船。フェリーを乗り継いで、W 39(Pier79)からPort Imperialに戻りました。

上の写真は、帰路にすれ違った木造スクーナーAdirondackです。1890年代のパイロット船を模したスクーナーで、ニューヨーク州AlbanyのScarano Boat Building造船所で1994年に建造されました。大きさは、全長80ft、全幅16ft、41トンと小型ですが、最新の設計思想により建造されたそうです。Adirondackは姉妹船が何隻が建造されており、1999年に進水したAdirodack IIはロードアイランド州のNewportで活躍しているようです。2007に進水したAdirondack IIIは、オリジナルのAdrindackとともに、NYCのClassic Harbor Lineが保有し、W 22 st付近のChelsea Piers (Pier 62) からハドソン川、ニューヨーク湾のDayクルーズを中心に行っています。

さてSouth Street Seaportを出航したころから、天気が怪しくなってきました。日除けがないクルーズ船の船上では、晴天よりも曇りの方が海風と共に気持ちが良かったのですが、撮影した写真をみるとどんよりした感じで残念です。

Midtownでフェリーを乗り換え、ニュージャージ州側のPort Imperialに到着するころには、スコールが襲ってきました。風が強くなるなか家族で駐車場に走り、車に駆け込んだ途端、嵐のような大雨になりました。クルーズ中のAdirondackはどうしているでしょうか、ちょっと心配になりました。
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