ヨーロッパ(Europa、1911)

EUROPE 2

ヨーロッパは1911年にドイツ・ハンブルクのH.C. Stülcken & Sohn造船所で建造されました。

建造時の姿は今と全く違う筈です。進水時の名前はSenator Brockesで、ドイツ沿岸警備隊(German Federal Coast Guard)に所属し灯台船(Lightship)としてエルベ河口を中心に1977年頃まで稼動していました。

Senator Brockersは、1985年にオランダに引き取られ、8年間を掛けた改修工事が施されました。そして、1994年にヨーロッパと改名され、帆走3本マストのバーク型帆船として再出発しました。母港はオランダのハーグです。

全長185ft(56m)、全幅24ft(7.5m)、300トンと、3本マスト・バークとしては小型船で、ちょっと寸詰まりな感じがしますが、歴史を経てきた風格はなかなかのものです。

EUROPE 1

灯台船から帆船に改修された例として、ドイツのAlexander von Humboldtも有名ですね。この船も、元々Lightship Reserve Sonderburgとして1906年に建造され、1988年に3本マストのバーク型帆船として蘇った経歴があります。

EUROPE 3

ヨーロッパにしても、Alexander von Humboldtにしても、「(建造年は古いが)こんな帆船いつからあったかな」と思っていましたが、先に紹介したピクトン・キャッスルも含めて、近年になって帆船に改修されたケースもあるのですね。昔、アメリカ建国200年祭の帆船パレード(1976年)が開催されたとき「1976年にニューヨークに集まった帆船達は皆船齢が高く、大規模な帆船パレードはこれが最後であろう」とのコメントがあったと記憶しておりますが、当時の帆船も30年以上経っても殆ど現役ですし、ヨーロッパのように改修され帆船になるケースもありますし、先に紹介したシズネ・ブランコのような新造帆船もあるので、実は現役の帆船は増えているのではないかと思います。帆船が好きな僕にとっては素晴らしいことだと思います。

EUROPE 4  EUROPE 5

ヨーロッパも世界周遊航海の途上、2002年に日本にも寄港しているみたいですので、見学された方もいるかもしれません。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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