ピクトン・キャッスル(Picton Castle、1928)

Picton Castle (1)

この写真はハリファックスのホテルの部屋から子供達が撮影したものです。僕の子供達は帆船パレードにはあまり興味を示してくれませんでしたが、ホテルの部屋からこのような写真を撮ってくれていて嬉しかったです。特にこの角度からの帆船の姿は新鮮な感じがします。まるで模型のようです。

被写体の帆船は、ピクトン・キャッスル(Picton Castle)で、お膝元であるノバスコシアの古都ルーネンバーグ(Lunenburg)を母港としています。登録はクック諸島ですが、メインマストにノバスコシアの州旗が翻っています。ピクトン・キャッスルは幅広く練習生(社会人が大半ですが)を募り定期的に世界周遊航海を行っていることで有名な船です。現在は5回目の世界周遊航海中です(http://www.picton-castle.com/)。

そして、この船は我が家で一番有名な帆船です。

Picton Castleは英国ベースの衛星テレビ番組Travel Channel(http://www.travelchannel.co.uk/)のドキュメンタリー番組『Tallship Chronicles』の舞台となった船で、Captain Daniel Morelandを始め家族にお馴染みだったからです。この番組はPicton Castleが2001年~2002年の18ヶ月に亘って行った世界周遊航海の様子を撮影したものですが、最近も再放送されていました(日本で見れるのか不明ですが。。)

Picton Castle (2)

この船は、元々、英国のウエールズ地方のSwansea(スウォンジーと発音するらしい)の漁船として1928年に建造されました。サイズは全長179ft(55m)、重量300トンの小型船です。その後、1939年、第二次世界大戦中に英国海軍に編入され、掃海艇(Minesweeper)となりHMS Picton Castleとして活動しました。その後、Dolmerと改名され、北海、バルト海で貨物船としての地味な余生(?)を送っていたところ、1992年頃、適当な帆船を探していたCaptain Daniel Morelandの目に止まり、今の姿の3本マストのバーク型帆船に改造されることになりました。

Captain Danielに会いたいと思い、2009年7月19日の一般公開の際に、先ずはPicton Castleの船上に足を踏み入れたのですが、Captain Danielと思われる人物は、昇降口からちょっと顔を出しただけで(僕の見まちがえでなければ、船上にいる多くの見学客を見て、少しだけ顔を顰めて)直ぐに船室に引っ込んでしまいました。

Picton Castle (3) Stove

上の写真は船体の中央部にある調理室(Galley)です。かの有名な(?)1893年式の調理ストーブ(Cook Stove)は写真の右側です。『Tallship Chronicles』でお馴染みのギャレーをつい撮影してしまいました。とても生活感ある写真ですが、Picton Castleに限らず、船上で生活している人がいる以上、ギャレーは常に稼動しています。博物館になっている保存帆船と現役帆船の違いですね。

Picton Castle (4)

Picton Castleはテレビで見たそのままの姿だったので嬉しくなりました。公式ホームページで船の現在位置がチェックできるのですが、今頃ちょうどパナマ運河を通過して太平洋に入ったところです。安全な航海をお祈りします。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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