ハリファックスに到着する

Halifax Fist Day

ヤルマスから300km以上、濃霧と霧雨の中を走り続け、ハリファックスのホテルに到着した時は2009年7月18日の21:00頃になっていました。丁度、24時間前は(陸路で)1,200km以上も彼方のマサチーセッツ州あたりを睡魔と闘いながらレンタカーを運転していたことを思い起こし、ハリファクスに安着した感慨に浸りました。

ホテルの部屋からハリファックス湾が見えるようにと、ウェスティン・ノバスコシアンの海側のコーナー・ルームを予約していました。直ぐ目の前に停泊している筈の帆船はライトアップしているのでしょう。照明が反射しているのか、オーロラのような幻想的な雰囲気でしたが濃霧の中で視界はなく船の姿は見えません。

翌日、2009年7月19日の朝のホテルの部屋からの光景も上のような状態でした。少し視界は開けましたが、ジョージ島は未だ霧の中です。写真の3本マストのバーク型の帆船はポルトガル海軍の帆走練習船サグレス(NRP Sagres)です。船体は隠れて見えませんが、トレード・マークのマルチーズ・クロスをフォアマストに掲げているのでサグレスと判りました。

Kruzensthern in foggy morning

視線を右に移すと、ロシアのクルゼンシュテェルン(Kruzenshtern)の4本のマストが見えました。フォアマストが途中で折れた痛々しい姿です。クルゼンシュテェルンは、Tall Ship Atlantic Challenge(大西洋横断帆船レース)のバミューダ(Bermuda)からサウス・キャロライナ州のチャールストン(Charleston)間のレース3にも参加していましたが、6月23日にバミューダ港を出航した直後に、突然の嵐に見舞われて鋼鉄製のフォアマストが折れてしまったのです。Tall Ship Atlantic Challengeの公式WEB上で逐次レースの様子をチェックすることができるのですが、WEB情報によると、「クルゼンシュテェルンはチャールストンの後、ボストンには寄港するが、マストの修理の為にボストンからそのまま母港(バルト海のカリーニングラード)に戻る予定」となっていましたので、クルゼンシュテェルンが視界に入った時にはとても嬉しい気持ちになりました。この1926年に建造された、Flying P-Lineのフリートの中で、唯一現役船として活躍している4本マスト・バ-ク型帆船について別途記事を書こうと思います。

霧は中々晴れません。待っていても仕方がないので、帆船が停泊している埠頭を歩いてみます。今回ハリファックスに集まったのは、2009年5月3日にスペインのVigoを出航し、カナリア諸島Tenerife、バミューダ、チャールストン、ボストンに寄港した大西洋横断レースに参加している帆船、そしてハリファックスに集合した帆船を合わせて39隻です。上記したサグレス、クルゼンシュテェルンの他にも、船腹の鮮やかな帯で有名なアメリカ沿岸警備隊(US Coast Guard)のUSS Eagle、オランダからは1911年にドイツで建造されたバーク型帆船Europa、ブラジルからは1999年に建造されたクリッパー型の美しいフルリグド・シップ型帆船Cisne Branco(白鳥という名前です)、1928年に建造された現在ノバスコシアのLunenburgを母港として何度も世界周遊航海を行なっているバーク型帆船Picton Castle、等々STIのカテゴリーでAクラス(船体が40m=131ft以上)の主要な帆船だけでも沢山集まっています。

Eagle in foggy morning July 19, 2009

しかしこの霧はなんとかならないでしょうか?気温は真夏の7月なのに14℃程度で凍えるようです。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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