バルクルーサ (Balclutha 1886) その1

Balclutha 1

早くも1年半も経ってしまいましたが、2014年にサンフランシスコを訪れた際の記事を再開します。

冒頭の写真は、Hyde Street Pierに係留されている3本マストフルリグドシップ型の帆船バルクローサ(Balclutha)です。Balcluthaは、1886年に英国グラスゴーのCharles Connell and Companyの造船所で建造されました。

鋼鉄製で、全長301ft(約92m)、全幅38.6ft(約11.8m)、全高145ft(約44m)と、クリッパー型帆船に比較するとマストが低く如何にも貨物船の形をしています。

Balclutha 2 rear view

帆走フリゲートの様な砲門をデザインした船体の塗装は、当時の流行だったのでしょうか。1885年に建造されニューヨークのSouth Street Seaportに係留されているWavertreeも似たような塗装がされています。

バルクローサに関する詳しい調査報告書が、Historic American Engineering Recordとして残っています。

船首像についての由来を調べてみたのですが、この資料によると造船所側から船主に「船首像を発注したいので船名を決めて欲しい」との依頼が出されたそうですが、船主Robert McMillianは船名は決めずに、当時一般的であったStylish Modern Demi-woman(モダンでスタイリッシュな女性半身像)を船首像に選んだそうです。確かに、気品があるEuterpeの船首像と比較するとバルクルーサ の船首像は少し平凡な感じがします。

Balclutha Figure Head

サンディエゴに保存されているEuterpe(Star of India)は1863年に建造されていますので、バルクローサより23歳も年上です。バルクローサは、1904年に Alaska Packers' Association(ASA)に売却されStar of Alaskaと改名されています。一時期Star of Indiaの僚船だったと思うと面白い繋がりです。下はASA時代のStar of Alaskaの写真です。

balclutha_1929.jpg


テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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