Mystic Seaport(その2、CHARLES W. MORGAN)

C.W.Morgan 4

Mystic Seaportの保存船コレクションのFlagshipが、このCharles W. Morganです。当時のアメリカの捕鯨基地であったニュー・ベットフォードで1841年に建造されたバーク型の捕鯨船。1921年に引退するまでの80年間に、合計37回の航海を行い、合計約2,500頭の鯨を捕獲して、約55,000バレルの鯨油を持ち帰ったとされています。1回の航海は最長で5年間、ホーン岬を廻り太平洋、インド洋にも進出していたと解説されていました。アメリカ全体に漂う反捕鯨の雰囲気の中で(メディアだけかもしれませんが)、Mystic Seaportではこの捕鯨船がどのように展示されているのか興味がありましたが、捕鯨船の乗組員に扮したスタッフが、木製のボートダビットから捕鯨ボートを海面下ろし、「そら鯨だぞ、そら鯨だぞ」(オーブリー・シリーズの第10巻、 The Far Side of the Worldの場面を想像して下さい)と歌いながら、実演している様子を見てちょっと嬉しくなりました。捕鯨の歴史はちゃんと継承しているのですね。

C.W.Morgan 1

Charles W. Morganは、Model Shipways社から帆船模型のキットが販売されております。将来の模型製作を念頭に、木製のボートダビット、船倉、鯨油炉、甲板のニビングの方法に至るまでマニアックな撮影を行ないました。捕鯨船として建造されているので、快速船のような美しさはありませんが、どっしりしてなかなか味がある船です。

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この船は僕が訪れた後、2008年秋から~2013年に掛けて、Mystic Seaportの敷地内にある造船所で陸揚げされ、5年間に亘る大規模な補修工事に入っています(http://www.mysticseaport.org/index.cfm?fuseaction=home.viewpage&page_id=FCF87004-65B8-D398-72F3FBDB1166241C)。模型を作るのであれば、船底の構造、銅板張りについても知りたいので、修理の様子も是非見てみたいです。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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