C.A Thayer 1895 (C.A セイヤー、ランバー・スクーナー )その2

CA Thayer 1905 San Pedro

CA Thayer Stern View

2003年1月にサンディエゴ海洋博物館を訪問した時にこの本を買ったのですが、会計をしてくれたボランティアで働いているような感じの初老の女性が、「Jamesのこの本はとてもいいよ。Good Selection」と褒めてくれたことを思い出しました。James A.Gibbs(1922−2010)の労作を手に取り、C.A Thayerを検索してみると、4枚程の写真が見つかりました。この本の巻末資料として記載されている1850年〜1908年にアメリカの太平洋側で建造された100トン以上の500艘余りの木造帆船リストの中で現存しているのは、このC.A Thayerと、1897年に同じ造船家Hans Ditlev Bendixsenにより建造された3本マストスクーナーのWawonaだけです。


Windjammers of the Pacific RimWindjammers of the Pacific Rim
(1997/03)
Jim Gibbs、Phillip Drucker 他

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冒頭の写真は、ロスアンジェルスのSan Pedro港で1905年に撮影されたC.A Thayerのスターン部分です。今回撮影した補修中の姿と比較すると面白いです。

CA Thayer 2

さて、C.A Thayerにはいつマストが立ち本来の姿に戻るのでしょうか。現在は甲板を歩くだけで、船倉にも入れませんが、後部甲板を見ると補修中であることが判ります。

CA Thayer Deck House

よく見ると、大きな帆船模型を作っているような雰囲気です。というよりか、本物もこんな感じで作るのですね。デッキハウスは、4x4ほどの木材が張られていますので、帆船模型に当て嵌めると、仮に1/50の縮尺で、2mm x 2mm程度の角材でしょうか。やはり模型では余程縮尺が大きくないと、オーバーサイズになってしまいそうです。   
CA Thayer Deck House Repair

模型作りを想像すると、マストも索具のないこのスクーナーに俄然興味が涌いて来ます。下の写真は、ブルワーク(Bulwarks)とスタンチョン(Stanchion)を撮影したものですが、スタンチョンの間隔が思ったより狭いですね。

CA Thayer Stachion

この写真は、サンフランシスコ海洋博物館のVISITOR CENTERに展示されている、C.A Thayerの模型ですが、いつか往年の姿に修理されると良いですね。

CA Thayer Model Ship

下に掲載する写真は1903年に撮影されたそうですが、(多分意図的に)浅瀬に乗り上げている珍しい姿です。

CAThayer 1903

次もサンフランシスコ海洋博物館の記事を書いてみます。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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