Yacht America (ヨット・アメリカ 1851) その5 (Blue Whale)

Blue Whale 2

ヨット・アメリカがクジラに近づきます。機走をしていないので、索具がギーギーとなる音に混じり、クジラの息継ぎが聞こえてきます。

以前メイン州で見たミンククジラとは異なり巨大なクジラです。

Blue Whale 5

「Blue Whaleだ」とヨットアメリカの船員が教えてくれます。クジラの廻りの海水が光の屈折により綺麗なブルーに染まっています。Blue Whaleの名前に納得です。

小さな背ビレと下の写真に写っている畝が、Blue Whale、つまりシロナガスクジラの特徴だそうです。

Blue Whale 4

ヨット・アメリカの近くに時折悠々と浮き上がります。生臭い空気を感じるほどの距離です。これが帆船によるホエールウオッチングの醍醐味ですね。大型のツアー船ではこんなに近くで見た事はありません。

Blue Whale 1

今回は、残念ながら潜航する特に尾びれを綺麗に見せてくれませんでしたが、横倒しになって畝をみせてくれた直後に尾びれが半分だけ見えました。

Blue Whale 6

シロナガスクジラは、余りにも巨大なので、帆走捕鯨船時代は捕獲の対象ではありませんでしたので、天敵がいなかったそうですが、近代捕鯨の対象になった為に個体数が激減したそうです。下の写真は、2008年夏にMystic Seaportで撮影した、捕鯨ボートを現存する唯一の帆走捕鯨船Charles W Morganから降ろす実演の場面ですが、船首にある手銛ではBlue Whaleを仕留めることは想像し難いです。船上にある捕鯨用の銛の写真も掲載してみます。シロナガスクジラの全長は25m程になるそうですが、
チャールズ W モーガンの長さは僅か113 ft (34 m)です。

CW Morgan Whale Board

CW Morgan 捕鯨銛

因みに1841年に建造されたCharles W Morganは、2008年から2013年に掛けて大規模修復が行われて航海が出来る状態に戻っているそうです。この帆船は1921年5月に37回目の航海からベッドフォードに帰港して以来の約100年ぶりに38回目の航海を2014年年5月から8月に掛けて行うそうです。アメリカに住んでいれば駆けつけるところですが。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する