グラマンC-2Aグレイハウンド(Grumman C-2A Greyhound)

C-2 in Bahrain

最近、特に飛行機の乗る機会が多いと以前書きましたが、中東の小国バーレーンの飛行場で珍しい機体を見かけました。

バーレーンは英国連邦から独立した1971年から米軍の第5艦隊(U.S. Fifth Fleet)の司令部が置かれていますし、飛行場が一部軍用と共通みたいなので、別の日に撮影した下の写真のような光景を搭乗機の窓から眺めていたこともあるのですが、なんとグラマンC-2Aが僕の乗る飛行機の後ろについて離陸体制に入りました。

Bahrain Airport

上の写真は、バーレーン空港でロッキードC-130輸送機とC−2Aが駐機している場面です。写真が切れてしまっていますが、翼を上げたC-2Aも写っています。

C-130もポケットカメラのズーム撮影なので写真が鮮明ではなく、部隊名は判りませんが、C-2Aは尾翼に描かれている模様から、Fleet Logistics Support Squadron 40 (通称VRC-40、第40艦隊兵站支援飛行隊)所属であることが判ります。

VRC-40_Emblem.gif

これも鮮明ではありませんが、冒頭の写真で操縦席の窓の後ろに上のマークが描かれています。VRC-40は、Rawhides(ローハイド、生皮の鞭という意味)と余り親しみを覚えない愛称が付けられていますが、公式WEBを見るとこの飛行隊の詳細が判ると思います。

Grumman C-2 (1)

原型機のC-2の初飛行は1964年です。1984年〜1990年に掛けて合計39機が生産された後期型のC-2Aは、ターボプロップエンジンを搭載して近代化が図られたそうですが、それでも既に24年前に生産が終了しているのですね。

なんとなくホッとするクラシカルな姿です。大きさは、全長17.3m、全幅24.6mで、最高航続距離は2,400kmだそうです。
Carrier Onboard Delivery (COD)の役割の通り、航母に補給物資を輸送する輸送機なので、艦上着陸が出来るし、翼も上の写真の通り閉じる事が出来るのです。

このC-2Aの写真を撮影したのは先月ですので、現在オマーン沖のアラビア海に展開している、米海軍の原子力航空母艦ハリー・S・トルーマン (USS Harry S. Truman)に補給貨物を輸送するか、兵士を届けるところでしょう。C-2Aは、最大で9トン程度の貨物、或いは最大39名が乗れるそうです。USS Harry S. Trumanの公式ホームページを見ると、C-2Aののどかな雰囲気とは違う最前線の空気が伝わってきます。

この空母の大きさは、103,877トン、全長333m、全幅76. 8mで、海軍士官・乗組員が3,200名。艦載機90機の飛行隊員が2,480名と合計で5,680名も艦上で生活しているそうです。約3,500トン、全長約70mに850名が乗り組んでいたHMSヴィクトリーとは比較にもなりません。まあ、生活環境も比較にならないのでしょうが。

C-2A CVN75_Dec 2013

C-2Aに話を戻すと、いくら小型機とはいえ、全長300m程度の甲板で離着陸するのは大変な技術と訓練が必要だと思います。上の写真はWEBから借用した2013年12月にUSS Harry S. Trumanの艦上で撮影されたC-2Aが甲板から離陸する場面ですが、見ているだけで身震いします。

テーマ : 飛行機(航空機) - ジャンル : 旅行

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