アメリカの書籍販売チェーン店・BORDERS(ボーダーズ)全店舗閉店の衝撃

Borders, Costa Mesa, CA

全米第2位のアメリカの書籍販売チェーン店ボーダーズ(BORDERS)には、毎年アメリカを訪れる度にとてもお世話になっていたのですが、とうとう会社清算の手続きに入り、全店舗を閉店することになってしまいました。

今年2月にBORDERSがチャプター11入りした時には、(個人的な希望的観測からも)再建型倒産手続きかなと思っていたのですが、救世主は現れなかったのですね。全米第1位の書籍販売チェーンのバーンズ・アンド・ノーブル(Barnes&Noble)はもいいのですが、有料のメンバーシップ制度が旅行者には煩わしかったので、無料のカードを発行してくれ、購入する毎に割引券が印刷されたレシートが出てくるBORDERSが好きでした。

冒頭の写真は、カリフォルニア州コスタ・メサ(COSTA MESA)のSouth Coast Plazaの中に入っているBORDERSです。この店を最初に訪れたのは2002年1月でしたが、それ以降、LA方面への旅行の際には必ず訪れた場所でした。特に気に入っていたのがCDコーナーで、新譜に店員の手書きのお勧めコメントが書かれており、なにかホッとする感じがしたのを覚えています。

家族でアメリカに旅行するときの、妻と長女の最大の目的は買物ですので、数日に一度はモールで長い時間を過ごすことになります。2人とも4時間でも5時間でも連続して買物を続けられる特技を持っています。僕もレコード屋(死語ですね。今ではCD屋も殆ど無いそうですが。。)で丸一日での過ごせるのであまり文句は言えませんが。ということで毎回次のようなパターンを繰り返しになります。

(1)先ずは家族共通の興味がある店に皆で行く。台所用品が揃うWilliams Sonomaとかスポーツ店とか。

(2)待合わせの時間を決めてグループ毎に別れる。最初は長男は妻と長女と一緒になり、僕はBORDERSに向う。

(3)待合わせ時間近くになるとだいたい妻から携帯電話が入り(もうちょっと時間が必要)、買物に飽きた長男と合流する。長男が興味があるApple StoreとかSony Storeとかを経由して又、BORDERSに戻る。  

(4)BORDERSで長男のBOOK LIST(日本でいう課題図書ですね)を元に本を探す。探すとはいっても大体、赤いエプロンの店員にリストを渡して探して貰うのですが。BORDERSの店員は偶然かもしれませんが、初老の方が多かったような気がします。「これ良い本だよ。孫も持っているよ」とか声を掛けてくれます。このコミュニケーションが店頭販売の醍醐味で、書架になかったら在庫を調べてくれたりとても親切です。その間に長男は自分が気に入った本(買わないけど読みたい本)を何冊か選びBORDERSのCDコーナーの近くにソファーに座り本を読みだします。椅子とかソファーは至る所に置いてあり図書館みたいです。図書館より優れているのは、なんといってもスターバックスとかのコーヒー店が併設されているところで、喉が乾いても大丈夫ですし、店から出なくとも(モールの共通のトイレより)綺麗な専用トイレも店舗内にあります。

(5)そして僕はもう一度CDのレビューを見ながら試聴をし、好みのCDを何枚か買い物籠に積み上げる。だいたいアメリカに行くとCDを10~20枚程買います。音楽の趣味については帆船ネタがなくなったら別の記事で触れたいと思います。

ということでBORDERSの全店閉店は大変に衝撃的なニュースです。アメリカに旅行する際に、モールで過ごす場所がなくなってしまいます。本当に困りました。

テーマ : アメリカ - ジャンル : 旅行

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