ゴッドスピードⅣ(Godspeed 2006、バージニア州 ジェームズタウン、  その7)

Godspeed Card

ゴッドスピードの4代目は、全長88ft(約26.8m)、全幅17ft(約5.2m)、マストの高さは71.6ft(約21.8m)で40トンのサイズです。スーザン・コンスタントに比べるとかなり小さい船体です。冒頭の写真は、2010年8月にジェームズタウン博物館の売店で購入した絵葉書です。本当に帆走する姿を見てみたいものです。

さてゴッドスピードの細部を撮影した写真を何点か掲載します。下の写真は、船体前部からバウスプリットの眺めです。フォアキャッスルはありません。バウスプリットの取り付け方が面白いですね。スターボート(右舷)側にオフセットされています。ウインドラス(揚錨機)もこの時代の特徴を良く再現していますね。

Godpeed(4)ウインドラス
 
次は、船尾からの前方を眺めです。本当に小さい帆船です。現代のスクーナー船と比較しても更に小型です。手前に写っている棒は舵柄です。無論、ホイップスタッフを装着する大きさの船ではありません。

Godpeed(5)後部甲板からの眺め

続けてこの帆船の最後部の舵柄の詳細写真です。こんな露天甲板で舵を取りながら大西洋を渡ってきたと思うと、俄かに信じられない感じがします。もっと言えば、1606~7年の航海で39名の乗客と13名の乗員、つまり合計で53名もがこの小さい帆船の船上で144日も過ごしたのでした。

Godpeed(6)操舵

ゴッドスピードの武装は回転砲だけです。17世紀初頭の回転砲は青銅製なのでしょうか。

Godpeed(7)回転砲

ジェームズタウンの船着場には、先に紹介したスーザン・コンスタント、ゴッドスピード、ディスカバリーの3隻の帆船が停泊しているのですが、ちょっと離れたところにもう一艘の帆船が停泊しています。残念乍らこの帆船は公開させておらず、埠頭は立ち入り禁止で近くによれないのですが、ゴッドスピードの船上で説明をしていた博物館の係員から、この船はゴッドスピードⅢだと教えて貰いました。

Godspeed Ⅲ

ゴッドスピードⅢは、1982年に建造が開始され1984年にヴァージニア州のニューポート・ニューズ造船所(Newport News Shipbuilding)で艤装され完成しました。全長68ft、全幅14.8ftと4代目より一回り小型です。この帆船は1985年にロンドンからジェームズタウンまで帆走したそうです。4代に亘るゴッドスピードの歴史は、The Four Lives of the GODSPEEDで詳しく説明されています。一部のヤードは取り外されていますが、セイルが巻かれたままで、帆走できそうな感じです。

さて、次の記事では、ディスカバリーの復元帆船を紹介します。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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