スーザン・コンスタント復元船(Susan Constant 1991、バージニア州  ジェームズタウン、その4)

Susan Constant (9) スターン側面

スーザン・コンスタントの復元にあたり、Allen C.Rawl Incが採用したのは、南米のガイアナ、スリナム等から産出されるパープルハート(Purpleheart)、グリーンハート(Greenheart)とかの耐久性に優れた木材です。グリーンハートは、埠頭の杭打ちとかの海中工事に昔から使われている素材だそうです。

この帆船のキール(竜骨)にはグリーンハートが使われています。グリーンハートは、くすのき科の木材ですが、耐衝撃性はオーク材の2倍程で、極めて重硬で腐りにくい材質と説明されています。木造帆船にうってつけの素材ですね。

ところでスーザン・コンスタントは展示物ではなく帆走が出来ます。2010年8月時点では、セイルは取り外してありましたが、保存帆船と違い、リギングもしっかり整備されています。公式パンフレットで帆走する3隻の帆船の写真を見ることができます。

Susan Constant (10) スターンからの前部

冒頭の写真はスターンを横から撮影したものです。17世紀初頭のガリオン船の色彩豊かなペイントが面白いです。スターン・ギャラリーの言葉の由来となった、船尾回廊の構造もじっくり観察できました。ギャラリーのラインは船体に一致していません。又、船体のレールもこの時代には彫り込みがされていないのでしょうか?シンプルな厚板です。上の写真は船尾甲板から前方を撮影したものです。うーん、甲板材は見事にマージンプランクにニビングされていますが、当時はどうだったのかと考えてしまいます。船上で、この時代の帆船の特徴的なナイトヘッドとキャプスタンも撮影しました。ナイトヘッドは前と後ろからの姿です。

Susan Constant (12) ナイトヘッド-2      Susan Constant (11) ナイトヘッド      Susan Constant (11) キャプスタン

船内に入ると、4門のミニオン砲(Minion)が目に入ります。18世紀~19世紀の帆走軍艦の搭載砲と比較すると玩具みたいに華奢な感じです。メイフラワーに搭載されているのと同じタイプです。

Susan Constant (3)船内

幾つか撮影をしたので写真を掲載します。射角を調整する木片が、砲尾の下に装着されていないので砲身が不自然な角度になっています。

Susan Constant (13) ミニオン砲

又、写真が増えて来てしまいました。スーザン・コンスタントの詳細写真は次の次の記事に続きます。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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