ELEANOR(1773年ボストン茶会事件のレプリカ船)

Eleanor (ex Uncle Guy 1936)

2008年夏にGloucester(グロスター)を訪れた際、Historic Shipyardにこんな船がありました。まるで、船体がほぼ完成した木製帆船模型を見ているようです。

船台に近づくと、ELEANOR, Bostom Tea Party Shipとの掲示版がありました。そう、この船は1773年にボストン茶会事件の舞台となったELEANOR号のレプリカでした。

掲示板を読むと、なんとこのレプリカは、新規に製作しているものではなく、1936年にメイン州で建造された木造漁船を改造しているものとの説明です。船首と船尾から見上げましたが、レプリカとは云え18世紀の木造輸送船を良く再現していると思います。

史実を紐解くと、ELEANOR号は茶箱を114箱積み、僚船のDARTMOUTH号、BEAVER号に前後して1773年12月2日にボストンのGriffin's Wharfに停泊。12月16日の茶会事件に巻き込まれることになりました。因みにELEANOR号、DARTMOUTH号、BEAVER号は、いくつかの文献の中でHMSと船名の前に付けられることがありますが、実は、イギリス東インド会社が保有していた輸送船ではなく、Nantucket(ナンケット島)の商人、William Rotchが保有し、イギリス東インド会社が傭船していた船です。

Eleanor (ex Uncle Guy 1936) 3  Eleanor (ex Uncle Guy 1936) 2 Eleanor Explanation
 
現在改修の為に閉館しているBoston Tea Party Museumは2011年夏に再開予定らしく、このELEANORも今頃はかなり改造工事が進んでいると思います。2011年にはUSS Constitutionの改修作業も終わる筈ですので、また、ボストン及び周辺を訪れてみたいと思います。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行

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