Flying Fish 1857 (その6、製作開始)

Flying Fish Flame 修正

前の記事の通り、20年以上前に当時伊東屋で購入したコーレル製のキットの製作をとうとう開始しました。20年以上も経っていますが、キールを含めキットの木材に曲がりもなくさすが名門コーレルのキットです。

Howard Chapelleの名著The American Fishing Schooners: 1825-1935に挿入されているフライング・フィッシュの図面をベースに、先ずは船首部分を修正し、同じくこのスクーナーの特徴として記載されている通りのキールの深さ(キール・ラベットから15から24インチ)を再現する為に、手持ちのウォールナット材を追加しました。

Flying Fish 1.22.2011

外板の下張りを開始したのが12月上旬。ちょうど年末年始の短い休暇を挟んだこともあり、1月末時点で外販下張りが完成しました。たしかLa Gloireの下張りには数ヶ月掛かったと記憶しておりますが、プランキング作業のスピードアップの要因は、今回は外板下張りの接着に、木工用ボンドではなく、瞬間接着剤を奢ったからだと思います。仕事の関係で週に多くても数時間の作業しか出来ませんが想像以上のスピードです。

下張りとはいえ、プランキングが進むにつれ、見事なクリッパー型スクーナーの船体であることが判ります。スターンポストが直角近い角度で立ち、更に真っ直ぐなキールもバランスが取れていて美しいです。

Flying Fish 1.28.2011

さて、これからが問題です。関連資料を読めば読むほど、更に僕が過去撮影した多くの木造スクーナーの写真を詳しく見れば見るほど、キットの矛盾点が目に付きます。何処まで拘るかは腕と気力と相談しながら考えて行きたいと思います。初心者向けキットとは云え、この船を1857年に建造した、マサチューセッツ州EssexのBurnham家の歴史的な造船所付近も(偶然)訪れていますので、ちょっと拘った模型を作ってみたいですね。

下の写真は。2008年夏にマサチューセッツ州の歴史的な漁港Gloucester(グロスター)で撮影した、Flying Fishの子孫の写真です。

Thamas E Lannon (2)

Thamas E Lannon (1)

Thomas E.Lannonは、Flying Fishが建造された1857年から140年後の1997年にBurnham家の28代目の当主である、Harold Burnham の造船所で進水しました。Flying Fishに比較すると小ぶりな船型ですが、Essex産の木造スクーナーの伝統を継承するとても綺麗な帆船ですね。

テーマ : 帆船模型 - ジャンル : 趣味・実用

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