Itama 46 (その1)

今年の休暇は初夏の南イタリアで過ごしました。
家族でイタリアを訪れたのは、なんと2002年のサルデーニアとローマの旅行以来でした。
ポジターノに気に入ったヴィラがあり、そこに1週間ほど滞在しました。
今回は初めてのドローンを持っての旅行です。冒頭の写真は、ポジターノでチャーターしたItama 46でカプリ島をクルーズした際に撮影した画像です。船上から恐る恐るドローンを飛ばしていますが、カプリ島の海の色は上空から動画で撮影すると信じられないほど綺麗でした。

チャーターしたボートの船体にはItama 50と船体に描かれていますが、スペック上は46ftです。但し、Itamaの最新のカタログではラインアップで45S(45.4ft)しかありませんので、この辺りはよく分かりません。
このスピード・ボートは車的にいうと超ロングノーズで、スタイルは抜群です。何となくマゼラーティの初代ギブリを彷彿させます。特にフロントがフラットな感じのところが似ています。船体前部には無骨な手摺のような捕まるところもなく、徹底的にデザイン優先で、機能的とは言い難いのですが、写真映えがします。


さて、Itamaは1969年創業のスポーツヨット・メーカーで、Mario Amatiにより設立されました。Maserati Ghibli(Tipo AM115)が生産されたのは、1967〜73年ですので同じ時代ですね。何となく因果を感じます。
ところで、Itamaの名前は、Amariを逆に表記したものだそうです。Amatiと言えば、トリノの帆船模型のメーカーを想像してしまいますが、Itamaの創業地はローマ近郊でした。

上の写真は、Itama 46のBowからカプリ島のフォラリオーニの奇石を撮影したものです。お約束の天然のアーチの下をスタイリッシュなボートでくぐると、小さな港があるMarina del Cantoneに向かいました。