SV MARGARITA 2015 - Lagoon 450 (その4) イオス島

サントリーニ島のイアを18:30に出発し、次の寄港地であるイオス島(Ios)に向かいます。向かい風が強い中でピッチングが激しく、高い位置にあるコクピットまで波飛沫が飛んできます。冒頭の写真は日没後21:30頃、Margaritaの船上から撮影したものです。遠くに見えるのはSikinos島です。
20海里(Nautical Miles)程度の距離ですが、Iosの港に入った時は22:00を過ぎていました。飛行機でアテネ経由でサントリーニ島に飛び、空港からマリーナに直行しましたので長い長い一日です。カタマランでの荒れた海の航海になってしまい家族もグッタリです。

小さなイオスの港はとても混み合っていましたが、キャプテンが巧くLagoon 450の幅広いハルをモーターボートの間に押し込みました。キクラデス諸島の小さな島々は港も小さくバースも少ないので、風が強い夜に到着したら停泊できるかは賭けだそうです。
こんな小さな島ですが、23:00を過ぎてもレストランもお店も殆ど開いています。夜食にギュロスを食べ、新艇のLagoon450の快適なバース(ベッドルームの方が相応しい表現と思いますが)で熟睡しました。

翌朝、日の出の前に目が覚めデッキに上がります。天気は良さそうですが、かなり風があります。キャプテンが刻々と変化する海上の状況チェックしますが、残念乍ら風は益々強くなる予報で、予定していたビーチ巡りには適しません。この日の朝、イオス港を出航したヨットは、130ft(39.9m)のスーパーヨットRox Starと、アメリカのデラウェア船籍のBeneteau Oceanis 46の2隻のみでした。

Oceanis 46は、Spigaという名前でフェンダーカバーにも船名を入れており、オーナーヨットの雰囲気満点です。デッキにいた夫婦2組でクルーズしているみたいで羨ましいです。但し、風も強く潮流もあるのかヨットはかなり流されていました。

ヨットが犇めき合って停泊しているマリーナのバースも波に洗われだしています。出航を諦めこの日はイオス島で過ごすことにします。イオス島は人口が約2,000人。空港もない小さな島です。

丘の上に見える教会を目指して、Choraという町に行ってみることにしました。
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