Yacht America (ヨット・アメリカ 1851) その3

サンディエゴの海洋博物館をじっくり堪能した後は、メイン・イベントであるヨット・アメリカの復元帆船によるホエール・ウオッチングです。
スター・オブ・インディアを見学していた時に、長男のTシャツ(クジラ柄)を見て声をかけてくれた海賊の格好をしたスタッフが、今度はヨット・アメリカに乗り込んできました。

どこかで見たことがある顔です。
Captain Alと名乗り、「マスター・アンド・コマンダーの撮影でメキシコに数ヶ月いたことがある」と自己紹介をしたところで思い出しました。Al Sorkin、この映画にエキストラで出演しているだけではなく、Techical Advisorも努めたのでした。フレンドリーで、知識も豊富ですし、素晴らしいガイドです。
HMS RoseからHMS Surpriseの改造の過程が詳しく記載されたプレセンテーション資料内の写真の幾つかにAl Sorkinの名前が記されています。

さて、ヨット・アメリカは海洋博物館の埠頭を出航すると、間もなく乗客に声が掛かり、フォアマストとメインマストのセールを上げる作業が始まります。掛け声に合わせて、皆でハリヤード(halyard)を引くとガフセールがスルスルと上がっていきます。
セイルを張ると、今度は子供達に声が掛かり、星条旗の掲揚式が行われます。
帆走状態に入ると定間隔で波が船体を洗う音が聞こえてきて、心地よい海風と相まって夢心地です。

見上げると、きちっと張られた白いセイルが風を受けている様子が良く見えます。
クジラを見学するのは、2008年夏にメイン州のBoothbay Harbor以来です。メイン州で見たのは小さなミンク・クジラでしたが、今回はどんな種類のクジラが見られるのでしょうか。
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