スピリット・オブ・デイナ・ポイント(Spirit of Dana Point 1983、その1)

View from Dana Point

1ヶ月もブログの更新が出来ていませんでした。休暇から戻ってからは仕事が特に忙しく中々時間が取れませんが、少しづつ記事を書いて行きたいと思います。

さて、冒頭の写真は、南カリフォルニアのデイナ・ポイント(Dana Point)の展望台から撮影しました。右端に小さく2隻の帆船が写っていますが、この内、2本マストのスクーナーがOcean Instituteが保有している、Spirit of Dana Pointです。1818年12月16日、このEl Embarcaderoの入り江に、アルゼンチンの海賊(というか私掠艦隊の司令官でしょうか)Hipolito Bouchard(イポリト・デ・ブシャール)の艦隊が錨を下ろし、Mission San Juan Capistranoの攻略に向ったのでした。1821年にメキシコがスペインから独立するまで、南カリフォルニアはスペイン領でした。

さて、Spirit of Dana Pointは、アメリカ建国時代、18世紀末の私掠船(Privateer)のレプリカ帆船で1983年に建造されました。レプリカとはいえ、近くで見るととてもよく出来た見事な木造スクーナーで驚きます。

Sprit of Dana Point (1)

Spirit of Dana Pointについて少し調べてみました。なんとこの船は、Dennis Hollandという人が、コスタ・メサ(Costa Mesa)にあった自宅の庭(Backyard)で、奥さんと友達と共にスミソニアン博物館から取り寄せた図面を参照に13年掛けて建造したそうです。

Sprit of Dana Point (2) Bow View

独立戦争時代の私掠船の正確な複製を製作することが、Dennis Holland氏の夢だったそうですが、見事に夢を実現して凄いですね。船首部分を見ても、18世紀末の帆船の雰囲気をしっかりと再現しています。そういえば、メイン州のBoothbayで出会った美しい2本マストのスクーナー East Windも個人の庭で製作されています。

Sprit of Dana Point (3) Stern View

しかし、全長118ft(約36m)、幅25ft(約7.6m)、重量64トンの帆船を自宅の庭で造ってしまう、とは想像を絶する世界です。建造当初は、このスクーナーは、Pilgrim of Newportと名付けられましたが、2001年にDana PointにあるOcean Instituteが購入し、現在は教育帆船として活躍しています。保存帆船とは異なり年平均150日も海に出る現役帆船ですので、甲板はゴチャゴチャして活気があります。直ぐにも出航できそうな感じです。

Sprit of Dana Point (5) Deckl

さて、次の記事ではニューポートビーチの住民、Dennis Holland氏ついて少し書いてみたいと思います。

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