ダウ船について(Baghlah前編) その2

Baghlah Quarter View

ダウ船(Dhow)には幾つかの種類があります。これは、普通の帆船の艤装の違いによる種類(シップ型、バーク型、スクーナー等々)とは違い、分類するのは可也難しいと思います。例えば、冒頭の写真のダウ船は、Baghlah(バグラー)という種類だそうですが、分類としては、「A large deep sea dhow、usually 2 masts, avarage size is 100ft, 275ton(外洋航海用の大型ダウ船で、通常2本マストで、平均的なサイズは全長100ft(≒30m)、重量275トン)」という感じですが、それでは、同じ外洋航海用の大型ダウ船であるGhangahとはどう違うのか、と言われると唸ってしまいます。

Baghlah Stern View

スターンを撮影した写真を見直すと、理解に苦しむキャンデイのようなカラフルなペイントを除けば構造的には、クォーターバッジもあるしUSSコンスティテューションと比較したら酷ですが、ちゃんとした帆船の形をしていますね。少なくとも、17世紀のスーザン・コンスタントのスターン形状よりは近代的です。

Baghlah Drawing

さて、このBaghlahは70ft(21.5m)で1940年に中東の海洋国家オマーンで建造されています。70ftというと、Maserati VOR70と同じ長さですが凄い違いです。上の図は、Baglhahの船体を描いたものですが、幾分強調されていると思われる船首のデザインを除くと、荒削りながら興味がそそられます。アラビア語の解説が理解できないのが残念ですが。本物の船首は美しい彫刻が施されていてシャープな印象です。

Baghlah Bow View

Baghlahの記事は後編に続けます。

テーマ : 帆船紀行 - ジャンル : 旅行