ゴッドスピードⅣ(Godspeed Ⅳ 2006、バージニア州 ジェームズタウン その6)

Godspeed全景

オリジナルのゴッドスピ-ド(Godspeed)は、スーザン コンスタント、更に小型のディスカバリーと共に1606年12月20日ロンドンのテームズ川のブラックウォール埠頭(Blackwall berths)を出航しバージニアを目指しました。

ゴッドスピードの建造年は不明ですが、3本マストの小型ガレオン船で大きさは全長68ft(約21m)、全幅が15ft(約4.6m)、40~60トン程度の小さな帆船です。船長は、バーソロミュー・ゴスノールド(Captain Bartholomew Gosnold)でした、ゴスノールド船長は、1602年にコンコルド号(Concord)による探検航海で、5月25日に現在のケープコッドに達しており、この岬をケープコッド(タラ岬)と名付けけています。メイフラワー号が1620年にケープコッドに到着する18年も前の話です。

ゴスノールド船長は、ケンブリッジ大学を卒業し、ミドル・テンプル法曹院で法学を学んでおり、探検家であると共に法律家でした。ウォルター・ローリー(Walter Raleigh)とも親交があったそうです。

Godspeed (2) 船首

さて、帆船の話に戻ります。ゴッドスピードは、上記した通りの小さな帆船で、記録によるとジェームズタウンへの植民の後、1607年にスーザン・コンスタントと共に英国に戻りますが、1610年にもバージニアに航海した記録が残されております。ゴスノールド船長は1607年8月にジェームズタウンで亡くなっていますので、1610年の航海は別の船長の下で行われたのでしょうが、ゴッドスピードの末路も含め、これ以降の記録は残っていないそうです。

現在ジェームスタンで展示されているゴッドスピードは、4代目にあたります。冒頭の復元船の写真はスーザン・コンスタントのクォーター・ギャラリーからゴッドスピードを撮影したものです。ゴッドスピードにはセイルも取り付けられていて、直ぐに出航出来そうな雰囲気です。この帆船は、2006年にメイン州のロックポートで進水した新造船です。オリジナル船に比較して一回り大きい船体で、カリフォルニア州のリッチモンドにあるTRI-COASTAL MARINEが設計を担当しました。ご参考迄に、TRI-COASTAL MARINEは、メリーランド州の親善帆船プライド・オブ・バルチモアⅡとか、コネチカット州の親善帆船であるアミスタッドの設計も行なっています。

Godpeed(3)船尾側面

次の記事では、ゴッドスピードの各部を詳しく見ていきたいと思います。

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