Schooner Adventure 1926

2008年夏のGloucester訪問では、Flying Fishについて(その4) で書いたThomas E.Lannon、 ELEANOR で書いたELEANORのレプリカに偶然会うことができましたが、最後に見たのはこの船です。
漁港付近を車で走っていたところ、帆船のマストが目に入ったので近づいてみましたが、このスクーナーの船首には名称が記載されていません。船尾のName Boardも突堤から見えないし、船上に誰もいないので撮影だけしましたが、良く見るとフォアマストの近くに解説板が掲げてあります。不思議なことに、この解説板にも船の名前はなく、「Specification:2-Masted Knockabout Schooner, Build Essex, 1926 MASS, L.O.A 121.6FT..」と書いてあるだけでした。
1926年建造の歴史的な船なのに漁港の片隅に係留されて、もっと大事にされてもいいのに、と思いましたが、後で調べると、この船は、「Essexの歴史的なスクーナーで現存する5隻中の1隻であるAdventure」であることが判りました。Flying Fishについて(その3)
表題の写真は同船の公式サイトから借用したものですが、なかなか味がある写真ですね。
1926年の建造されたAdventueは翌年(1927年)建造されたEveline M.Goulartに比較すると、しっかりレストアされており、良い余生を過ごしているのかなとも思いました。公式サイトに「Lucky Survivors」と書いてありますが、その通りですね。



この船の公式サイトは、レストアの状況も事細かに写真入りで解説されており、大変面白いです。
http://www.schooner-adventure.org/