The Tall Ship Races 2018

Race 2018 Start from Sunderland, UK

久しぶりの更新です。

7月14日英国夏時間の19:00にThe Tall Ship Races 2018のレースがスタートしました。
クラスAの帆船が15隻参加しているレース1は、英国SunderlandからデンマークのEsbjergの区間です。

現在のところ、ロシアのシップ型帆船ミール(Mir)が先行し、ポーランドのブリッグ型帆船フレデリック・ショパン(Fryderilk Chopin)が追いかける形です。

Stavanger 2011

上の写真は、2011年7月31にStavangerに住む旧友が自分のボートから撮影したTall Ship Races 2011のスタートの光景ですが、本日もこんな感じだったのでしょうか。

今年のレースは、レース1が上記した通りSunderlandとEsbjergの区間、レース2がノルウェーのStavangerとオランダのHarlingen区間です。

2009年のハリファックス以来の9年ぶりの帆船イベントを狙っているのですがどうなることやら。

Kruzenshutern 2009 in Halifax

EsbjergとStavangerのCruse in Companyのレグではクルゼンシュテェルンも参加します。フォア・トップマストが欠けていない雄姿を見てみたいものです。

Maserati Multi 70

Maserati Multi 70

香港を1月18日に出航したMaserati Multi 70は、現在、アフリカの最南端の希望峰の沖合を帆走中です。上の写真は公式WEBから借用した、Maserati Multi 70の姿です。

以前、Maseratiのレーシングヨットに関するいくつかの記事を書きましたが、ジョバンニ・ソルディーニ(Giovanni Soldini)が率いるチームの乗艇が、モノホール艇のVOR70から、マルチホールのトリマラン艇に変わってから少し興味を失っていました。

Maserati HKG to LDN

ところが、久しぶりのSoldiniのWEBを開いて見ると、なんとMaserati Multi 70がティークリッパーの歴史的なルートの最速記録に挑戦することになっていました。30分毎に更新される帆走記録楽しみにチェックしております。

02022018 Maserati position

香港−ロンドン間の帆走記録は、2008年9月にカタマラン艇のGitana 13が記録した41日21時間26分34秒が最速ですが、今のところMaserati Multi 70はこれを上回るスピードで進んでおり、航路のほぼ半分に当たる希望峰まで15日間で到達してします。下の写真は、2002年1月にCape Pointを訪れた時に撮影した希望峰ですが、そろそろ沖合にMaseratiが見えてくる頃です。

Cape of Good Hope 2002

香港−ロンドン間は、13,000海里の距離ですが、ティー・クリッパーが華やかだった1860年代は、福州−ロンドンの約14,000海里の長丁場のレースでした。1866年のレースでは、ArielとTeapingがほぼ同時にロンドンに到着し、99日の記録を作っています。ところで、有名なカティサークのこのルートの最速記録は、1876年の109日です。

Maserati Multi 70の記録更新を楽しみにしています。

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Happy 105th Birthday (Peking 1911、NYC、サウス・ストリート・シーポート博物館)

peking 1911

2月25日は、Pekingの105歳の誕生日でした。

100歳の誕生日の記事を書いたとき、このFlying P-Linerの行く末をを心配していたのですが、昨年嬉しいニュースが入ってきました。National Maritime Historical Society(NMHC)のブログでも説明されていますが、Pekingは本来の母港であるドイツのハンブルグに里帰りすることになったそうです。

ドイツ連邦政府が120Milユーロ(約150億円)を拠出することを決定したハンブルクのGerman Port MuseumのメインアトラクションとしてPekingに白羽の矢が立ったのでした。Pekingがタグボートに曳かれ大西洋を渡ったのが1975年です。ドイツ連邦政府は、Pekingをハンブルグに輸送する費用として30Milユーロ(約37億円)の予算承認もしているそうです。本当に良かったですね。

Blohm+Voss.jpg

上の写真は、とある国のボートショーに出展していた、Blohm+Vossのブースです。以前の記事で書いたように、ハンブルグのBlohm & Voss造船所は1877年に創立、1905年にPamir、1911年にPekingとPassat、とFlying P-Linerの名船達、そして1936年にイーグル、1937年にサグレスも建造している由緒正しい造船所で(ビスマルクとかの戦艦、軍用機も造っていました)、現在もティッセン-クルップの子会社として存続しています。ブースにいたBlohm+Vossの人(ドイツから出張していた女性)と少し話しをしたら、僕が日本人と知って「ドイツも日本も昔は良かったけど今は造船業は厳しいよね」なんて会話になりました。

彼女はスーパーヨットBV80の販売を担当しているそうですが、この80は80ftではなく80mを意味しますので、長さがなんと262.5ftです。ヨットというには大きすぎる感じですが、ゲストは12名、クルーが23名だそうですので、贅を尽くした船ですね。

Peking July 2010

ハンブルグは、以前家族が住んでいたこともあり馴染みがある街です。綺麗に補修されたPekingを見にいつかハンブルグを再訪したいです。

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バルクルーサ (Balclutha 1886) その1

Balclutha 1

早くも1年半も経ってしまいましたが、2014年にサンフランシスコを訪れた際の記事を再開します。

冒頭の写真は、Hyde Street Pierに係留されている3本マストフルリグドシップ型の帆船バルクローサ(Balclutha)です。Balcluthaは、1886年に英国グラスゴーのCharles Connell and Companyの造船所で建造されました。

鋼鉄製で、全長301ft(約92m)、全幅38.6ft(約11.8m)、全高145ft(約44m)と、クリッパー型帆船に比較するとマストが低く如何にも貨物船の形をしています。

Balclutha 2 rear view

帆走フリゲートの様な砲門をデザインした船体の塗装は、当時の流行だったのでしょうか。1885年に建造されニューヨークのSouth Street Seaportに係留されているWavertreeも似たような塗装がされています。

バルクローサに関する詳しい調査報告書が、Historic American Engineering Recordとして残っています。

船首像についての由来を調べてみたのですが、この資料によると造船所側から船主に「船首像を発注したいので船名を決めて欲しい」との依頼が出されたそうですが、船主Robert McMillianは船名は決めずに、当時一般的であったStylish Modern Demi-woman(モダンでスタイリッシュな女性半身像)を船首像に選んだそうです。確かに、気品があるEuterpeの船首像と比較するとバルクルーサ の船首像は少し平凡な感じがします。

Balclutha Figure Head

サンディエゴに保存されているEuterpe(Star of India)は1863年に建造されていますので、バルクローサより23歳も年上です。バルクローサは、1904年に Alaska Packers' Association(ASA)に売却されStar of Alaskaと改名されています。一時期Star of Indiaの僚船だったと思うと面白い繋がりです。下はASA時代のStar of Alaskaの写真です。

balclutha_1929.jpg


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L'Hermione, French Frigate 1779

フランスのフリゲート艦ハーマイオニーのレプリカが北米の各港を訪問しています。アメリカ独立戦争の立役者の人である、フランスの貴族ラファイエットが1780年にHermioneで大西洋を渡りボストンに到着、1781年のヨークタウンの戦いで重要な役回りを演じます。



ハーマイオニー(Hermione)と聞くと、忌まわしい反乱事件を起こしたHMS Hermione(1782年建造)を想像してしまいますが、同名のフランス艦はL'HermoineはRochefort(ロシュフォール)で1779年に建造された12ポンド砲32門搭載のコンコルド級のフリゲート艦です。

The_Hermione_being_escorted_by_the_USS_Mitscher_(DDG-57)_(1).jpg

この写真は、WEBからの借用ですが見事な姿ですね。Hermioneは、1997年にオリジナル艦と同じロシュフォールで建造が開始され2012年に進水。艤装を整え2014年に処女航海に出ています。今年は大西洋を横断して、6月5日にヴァージニア州のヨークタウンを訪問。北上して独立記念日にはニューヨーク。先週末からカナダのノバスコシア州のルーネンバーグに寄港していた筈です。

冒頭で引用したのは、youtubeの動画ですがドローンで空撮したそうです。
このような場面に遭遇したら本当に幸せでしょうね。

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