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スタッド・アムステルダム(Stad Amsterdam 2000) その2

SA bell

この帆船は全てがきちっとしています。完璧に磨かれたシップ・ベルは見事な真鍮製です。
チーク張りの甲板材もしっかり磨かれていますし、ビレイピンに均等に巻かれたロープも綺麗です。

SA Deck-2

因みに帆船模型では、4バット・シフトとか3バッド・シフトとか甲板材のパターンが一般的ですが実船は様々です。スタッド・アムステルダムのデッキ・プランキングは特に拘っていない様でした。

SA from Qdeck

スカイライトはマホガニー製で、こちらも中々美しい造作です。クルーズシップらしく、ここにもベンチが設けられています。

SA light house

白に塗装されたマスト、ヤードは黒。さらにヤードにはスタンスル・ブームが装着されており、往年のクリッパー・シップを彷彿されます。

SA Deck-3

スタッド・アムステルダムは、2000年に竣工した新造船ですが、既に2013年にDamen造船所でリフィットされています。

SA Plate

今回は船上を歩き回っただけで船内には入れませんでしたが、後部キャビンの入り口をのぞいて見ると船内も中々快適そうです。無論、正統なクリッパーシップですので、キャビンはオーソドックスな形状でしょうが、公式WEBを見ると、マホガニー製の豪華な造作です。

SA Cabin

写真が多くなりましたので次の記事に続けます。

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スタッド・アムステルダム(Stad Amsterdam 2000) その1

Stad Amsterdam qter view

Stavanger Tall Ships 2018で会えるのを楽しみにしていた帆船の中で、もっとも興味があったのは、このスタッド・アムステルダム(Stad Amsterdam)でした。

この帆船は、2000年にオランダのフリシンゲン(Vlissingen)にあるDamen造船所で竣工しました。見事なフルリグド・シップ型のクリッパー帆船で、高いメインマストが美しい姿を際立てさせています。
どこかで見たような姿だなと思ったら、2009年にハリファックスで出会ったCisne Brancoの姉妹船でした。

Stad Amsterdam 3 side

ところがStad Amsterdamのスタヴァンゲルでの停泊位置は、ポルトガルの漁船がルーツのSanta Maria Manuelaと、オランダ海軍の近代的なEendrachtに挟まれており美しい船体があまり見えません。漸く姿を現したのは、最終日にEendrachtが出航した後でしたが、それでも奥に停泊しているSanta Maria Manuelaと重なってしまっています。
という訳でParade of Sailで漸く端正な姿が堪能できました。

Stad Amsterdam Parade of Sail-2

スタッド・アムステルダムは全長250ft(76.2m), デッキ長198ft(60.5m)、全幅35ft(10.5m)の大きさです。往年のクリッパー型帆船カティ・サークのサイズは全長280ft (約85.4m)、船体幅36 ft(約11m)ですので、この帆船の方が少し小さいですね。

さて、スタッド・アムステルダムの特徴は豪華な造りであることです。この帆船は練習船ではなくカタログの通り、クルーズ帆船ですので後部デッキにマホガニー製のバーカウンター迄あります。

SA Bar Counter

チーム材の階段にも真鍮製の滑り止めがついており唸ってしまいます。

SA Stair

スタッド・アムステルダムの船上を詳しく見ていきたいと思います。

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The Tall Ships in Stavanger 2018 (3)

Stavanger port 1

2018年7月26日〜29日にStavangerには、STIのAカテゴリー(船体長が40m=131ft以上)帆船だけで22隻も集まりました。Nova Scotia 2009に参加したAカテゴリーの帆船は合計で10隻でしたので今回は倍以上です。

Mir and Sedov

スクーナー、ブリッグとバーケンティンを除いたバーク型、シップ型それに4本マスト・スクーナーをリストアップして見ましたが、それだけでも14隻です。狭いスタヴァンゲルの港にこれらの大型帆船達が停泊している姿は往年の帆船時代の港町を彷彿させます。

1) SEDOV (4本マスト・バーク)
2) KRUZENSHTERN (4本マスト・バーク)
3) SANTA MARIA MANUELA (4本マスト・スクーナー)
4) MIR  (フルリグド・シップ)
5) STATSRAAD LEHMKUHL (バーク)
6) CHRISTIAN RADICH (フルリグド・シップ)
7) SORLANDET (フルリグド・シップ)
8) STAD AMSTERDAM (フルリグド・シップ)
9) ALEXANDER VON HUMBOLDT II (バーク)
10)EUROPA (バーク)
11)ARTEMIS (バーク)
12)GEORG STAGE (フルリグド・シップ)
13)SHTANDART (フルリグド・シップ)
14)TARANGINI (バーク)

CRadich and AH

一般公開される時間帯は帆船毎で異なりましたので、残念ながら全ての帆船の船上に上がることはできませんでしたが、順次記事にしていきたいと思います。総じてロシアの帆船の公開時間は長く、初めて出会ったSEDOV、再会したKRUZENSHTERNとMIRはじっくりと見学できました。

Kruzenshutern from boat

次からは各々の帆船について詳しく書いて見たいと思います。

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The Tall Ships in Stavanger 2018 (2) 空中散歩

DJI Stavanger 2018-2

スタヴァンゲルの小さい港に所狭しと並んだ帆船達を、誰も外にいない早朝にドローンで撮影してみました。
バースの絶対数が足りないので、2列、3列に停泊しています。

DJI Stavanger-3

この写真にはロシアの帆船3艘、クルゼンシュテルン(Kruzenshtern 1926)、ミール(MIR 1987)、セドフ(Sedov 1921)が写り込んでいます。静かな海面に映えるドローンらしい構図だと満足しています。写真をクリックすると原寸大に拡大されます。巨大な4本マストバークSedovと近代的なフルリグドシップMIRに挟まれノルウェーの名船ソルランデット(Sørlandet)が小さく見えます。

DJI Kruzen-1

停泊している帆船の船体を含めた全景を撮影するには通常、対岸或いはボート等から構図を狙う必要がありますが、このように真横の斜め上からの撮影ができるのもドローンの優位点です。もう少しカメラの質が良いと良いのですが。

DJI Stavanger-4

クルゼンシュテルンとゲオルグ・スターゲを上空から撮影して見ました。船体長を比較すると、375ft(114.4m)と177ft(54m)、船体幅は46ft(14.2m)と28ft(8.4m)の違いがあります。

DJI Stavanger 2018-1

早朝の空中散歩はこのくらいにして、朝食後にイベントに参加している帆船達を詳しく見ていきたいと思います。

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The Tall Ships in Stavanger 2018

Kruzenshutern Parade-1

クルゼンシュテェルン(Kruzenshtern)とスタヴァンゲルで9年ぶりに再会しました。
デッキは新しく張り替えられ、コンデションも良さそうで安心しました。
今回、スタヴァンゲルにはイベント初日から滞在し、帆船パレードはノルウェーの友人が保有するボートの船上から眺めることができ、まさに至福の時を過ごしました。

Sedov Parade-1

4本マストで現役世界最大の帆船セドフ(Sedov)とその次の大きいクルゼンシュテルンの威風堂々とした姿に痺れました。
セドフは、1921年に建造されていますので、クルゼンシュテルンより5歳年上なのですね。
両船ともじっくりと見学をすることができましたので、追って詳細の記事を書いていきたいと思います。

Christian Radich Parade-1

そしてノルウェーの名船達。夢にまで見た美しいフルリグド・シップ型帆船クリスチャン・ラディック(Christian Radech)が目の前を通過する姿に身震いがしました。

2009年のハリファックスの帆船パレードのように総帆を展帆した姿ではありませんでしたが、何と言ってもボートから見上げる帆船は素晴らしかったです。

Morgenster Parade-1

初めて出会った帆船達も多く、最近少し冷めていた帆船熱が再燃しそうです。

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